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2005年8月13日土曜日

妊婦の魚介類摂取に関する厚生省の発表

突然ですが、妊婦の魚介類摂取のお話です。
アロマと直接関係あるわけではありませんが、こういった一般的な医療情報についても、知っておきたいこととして、気がついたら書いていきたいと思っています。

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日本では、「妊娠したらお刺身は控えなさい」等と言う話は、聞いたことがありませんでした。
ところが、オーストラリアでは、妊娠すると医師から「生魚を食べないように」という指示を受ける・・・という話は、よく聞いていたのです。
「そんなこといってたら、日本人はどうなるのよねぇ~」
と、最初は単に「所変れば・・」的に軽く聞き流していた。

やはり、ある妊娠した友人は、これはチャンスと、オージーの医師に「どうして食べてはいけないのか?」聞いてみた。
このあたりがちょっとした心構えですね。
「変ね~」と思いつつただ聞いているのと、理由について1歩踏み込んで尋ねてみるのとでは、随分と理解も変ります。
その時先生は「生魚には水銀が多いからですよ」
と答えました。
私たちは、いぇ、わたしは・・かもしれませんが、生魚に水銀が含まれている・・・という認識では食していませんでした。

しかし、それが本当なら、単に"文化の違い"でもなんでもなく、本当にやめたほうがいいように思いますよね。
でも、日本では何も言われていない。
不思議だなぁと思っていました。

日本の厚生省も、
介類等に含まれる水銀について
見直しと審議をしていたようで、上のリンクからその経緯がうかがえます。

そして、昨日、2005年8月12日に
「妊婦への魚介類の摂取と水銀に関する注意事項(案)」を、まとめています。(リンク先はPDFファイルです)

また、これに関するQ&Aも同じくPDFファイルで提供されています。

今回の内容では、魚介類摂取によるメチル水銀の影響を受ける可能性は、お腹の中にいる赤ちゃん、つまり胎児に限られるとしてます。それも特に4ヶ月以降が要注意ということなので、妊娠初期にこれらを口にしたから、すぐに胎児に影響がある・・というものではないと書かれています。
なお、乳幼児や大人は基本的にはメチル水銀は体外排出され、母乳を介しての摂取は、濃度が低くなるとされています。

今回対象としてあげられた魚介類は以下のとおりです。
●バンドウイルカ (食べたことありません・・・)
 1回80gとして2ヶ月に1回まで
●コビレゴンドウ
 1回80gとして2週間に1回まで
●キンメダイ、メカジキ、クロマグロ、メバチマグロ、エッチュウバイガイ、ツチクジラ、マッコウクジラ
 1回80gとして1週間に1回まで
●キダイ、クロムツ、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミマグロ、ヨシキリザメ(筋肉)、イシイルカ
 1回80gとして1週間に2回まで
※ツナ缶は問題なし
※日本国内に流通しているエビ、サケ、タラについては、特に注意を必要としない。
 (これらはアメリカで注意が出ているそうですが、あくまでも日本国内流通分においては問題ないとの見解。)

見て分かるように、ごくごく一般に口にするような魚介類はほとんど含まれていません。
業界類の栄養について強調され、関係業界への配慮も感じられます。

ところで、オーストラリアでは、一時"ひじき"の輸入が出来なかった時があったのだそうです。
これも実は、ひじきに含まれる水銀濃度が、オーストラリアの基準を超えていたことが原因だったとか。
最終的にどのような解決になったのか、詳しくはわかりませんでしたが、現在では輸入可能になっています。
ひじきはこれまで"身体に良いもの"とばかり認識をしてきましたが、そういう認識も少し必要なのかもしれませんね。

*この記事は、同じ話題を書いておられた"まったりE2K2"さんの記事へトラックバックさせていただきました。







2005年5月7日土曜日

ろうそくを使ったアロマキャンドルで爆発

今日は新月。月からのプラスイオンの影響が最も少ない日です。
月とイオンの話はこちら→


芳香浴を楽しむ方法の1つとして、ろうそくを使ったアロマランプは古くからポピュラーです。
が、数年前にも、アロマランプのろうそくの消し忘れから起きた火災がありました。

今回は、つけっ放しにしてあった"アロマろうそく"が、そばにあった消臭スプレーを加熱、爆発させたようです。

アロマろうそくご注意 福岡のマンションで爆発

電気式ヴァポライザー私も、アロマを使い始めの頃は、ろうそくを使ったアロマランプを使っていました。が、つけたことを忘れてうっかりそのまま出かけてしまったりと、後になってぞっとしたことが何度かありました。
ですので、今は自分ではろうそくは使いませんし、販売もしないと心に誓っています。
最近では、電気のヴァポライザーなども種類が増えてきました。
私は最もシンプルで、24時間つけっぱなしもO.K.の電気式ヴァポライザーを使っています。
実際に香りが広がるのは、エッセンシャルオイルを落として20-30分程度です。


ろうそくタイプのポットをお使いの方、十二分にご注意ください。




2005年2月1日火曜日

自然とアロマセラピーの共存

昨日の朝日新聞(web)から。

香りと音楽、トイレでリラックス TOTOが新製品

なんでも"自動"というのが日本的だなぁと思う一方、そういう環境に慣れてしまうと、他に行けなくなるのでは?と妙な心配もするもしたりします。
トイレ、玄関、靴箱、お部屋etc.色んな消臭剤や香り製品が氾濫し、気がつくと化学合成の"いい香り"に慣らされてしまているかも?

個人的には、普通の部屋に香りをつけるのはあまり好きではありません。
ですので、普段は、ほとんど香りを使いません。

こんな仕事をいるのに?
と思われるかもしれませんが、日常的にいつもいつも何かの香りにさらされていると、人間の鼻はだんだん感度が落ちていってしまいます。
そして、本来"危険探知機"でもあるこの鼻が、いざという時、危険な香りを感じなくなっては困るのです。

せっかくオーストラリアの自然の中で暮らしているのだから、自然の香りをできるだけ楽しみたいというのもあります。
そういうと、じゃ日本は・・・ということになりそうですが、
日本を出てみて気づいたことは、「なんと四季の美しい国であったことか」ということ。
四季折々の景色、色、風情が、日本には実にはっきりとあるのです。
日本のカレンダーを眺めていると、

一月 お正月 松の香り
二月 雪の香り
三月 梅の香り
四月の桜の香り
五月の菖蒲の香り
六月のじめっとした梅雨のにおい、アジサイの花
七月・八月の海やプールのにおい。ひまわりの花
九月のお月見・・・団子のかおり(^.^)
十月のきんもくせいの香り
十一月の紅葉した山、落ち葉の香り
十二月の冷えて張詰めた空気の香り

・・・、あまり根拠無く書いていますが(^^;)、それでもこのくらいすぐ思いつきますし、それぞれの香りが思い出されます。

確かに、今の時代、必ずしも身近にそんな香りがすべてあるとは言いませんが、それでも、そこそこ近くにこれだけの香りの移り変わりを楽しめる国なのです、日本って。

シドニーにも、花の季節はそれぞれにありますが、日本ほど四季ははっきりしません。
でも、日本では開発のためにじゃんじゃん切り倒されている何百年もの年輪を持つ大きな木がいたるところにあります。
そして花があり、鳥があつまり・・・
そんな自然の営みの香りを押しのけてまで、
わざわざ生活に香りをつける必要があるのだろうか?
とふと思うときがあります。

エッセンシャルオイルは天然の香りです。
けれど、身の回りにある天然の香りを楽しむこともまた"アロマセラピー"
トイレなど必要なところ、あるいは、身体や心、美容のために目的を持って使う香りには、もちろん天然の香りであるエッセンシャルオイルを使いたいと思います。

身の回りにある天然の香りと、自分で意図を持って使う天然の香り。
上手に共存できるといいなと思っています。




2005年1月9日日曜日

未熟児とバニラ

今日のシドニー モーニング ヘラルド(シドニーの朝日新聞?)の記事からです。

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「甘い香りは、赤ちゃんの呼吸を楽にする」

フランスのドクターが、未熟児の無呼吸に薬は効果がなく、バニラ エッセンスを枕に落とすことで36%減少させることができたと発表した。

嗅覚の発達は早く、未熟児でも香りには敏感であるということはすでにわかっており、未熟児に有害な香りをかがせいなようにしてきたが、有効な香りの研究は始めてであると。

母親の臭いがあると泣き止むという報告もある。

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人間は、生まれながらにして"甘い香り"がすきなのでしょうか?